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木の実がなる秋の高尾は鳥たちのレストラン。
実りの秋は鳥たちにとっても味覚の秋、食欲の秋。しかもそれぞれの鳥には、大好物があるようです。例えば、エゴノキでヤマガラ、ガマズミやイイギリでヒヨドリ、ムラサキシキブでジョウビタキなどをよく見かけます。さあ、木の実と鳥たちを一緒に高尾山で探しましょう。
Photo/J.Arai

カワラヒワ

全長15cm程のアトリ科の鳥。スズメに似ていますが、翼に黄色い斑があり飛ぶとよく目立ち間違えることはありません。また、止まっているとき尾がへこんで見えるのも特徴です。ヒマワリの種などが大好物で、庭の餌台においてやるとよく来ます。
ジョウビタキ

全長14cm程のツグミ科の鳥。オスもメスも1羽ずつが縄張りを持っています。オスは胸のオレンジ色がきれいです。メスは全体に地味な色彩ですが、オスメス共に、翼にある白い斑点が目立ちます。昆虫などのほか木の実も好んで食べます。
マヒワ

全長12cm程のアトリ科の鳥。主に冬鳥として大陸から渡来し、10月初旬に姿を見せます。全体に明るい黄色と黄緑色で、翼に黄色い2本の帯があります。木の種子などをよく食べ、樹上だけでなく地上に落ちた種子なども食べます。
ヤマガラ

全長14cm程のシジュウカラ科の鳥。全国に留鳥として分布し、主に常緑広葉樹林に生息します。茶褐色の背と腹、頭と首の黒色などに色彩的な特徴があります。秋にはスダジイやエゴノキの実などを食べ、またその実を貯える習性をもっています。
シメ

全長18cm程のアトリ科の鳥。ずんぐりした体型で、太い淡灰褐色のくちばしと短い尾が特徴的。飛んでいる時は2本の白い帯が目立ちます。秋には木の実を好んで食べ、固い実を太いくちばしで割ったり、器用に皮をむいて食べたりします。
ムクドリ

全長24cm程のムクドリ科の鳥。集落周辺や市街地でもよく見かけます。全身黒っぽく顔に白い羽があり、くちばしと足は橙色をしています。秋冬には好んで木の実を食べ、また集団でねぐらを作り時には数千羽の群れとなることもあります。
photo/西村眞一
ガマズミ

高さ2〜4mになるスイカズラ科の落葉低木。5〜6月に5mm程の白い花を咲かせ、秋に長さ約6mmのかわいい実をつけます。赤く熟したその果実は、ヒヨドリなどの鳥の大好物です。
よく見られる場所:1号路、稲荷山、景信山
見ごろ:10月中旬〜11月下旬
ムラサキシキブ

高さ15mほどになるカエデ科の落葉高木。葉は典型的なモミジ形で、5〜7個に裂けます。イロハカエデよりも葉の裂片の幅が広く、縁には細かくそろったきょ歯があります。秋には美しい紅色(個体によっては黄色)に色づきます。
よく見られる場所:1号路、4号路、稲荷山
見ごろ:10月上旬〜11月下旬
ヤドリギ

ブナ、ケヤキなどの大木に着生し、養分をもらうヤドリギ科の植物です。果実は、10〜12月に淡黄色に熟します。種子は粘着質の果肉に包まれ、鳥たちによって運ばれ宿主の木に付着します。
よく見られる場所:1号路、2号路
見ごろ:10月上旬〜12月下旬
サネカズラ

山野に生える、マツブサ科のつる性植物。果実は集合果で直径2〜3cm、11月頃に赤く熟します。枝に粘液が多く、その液を整髪に使ったところから、ビナンカズラ=美男葛の別名があります。
よく見られる場所:1号路・2号路・日影沢
見ごろ:10月下旬〜12月中旬
イイギリ

高さ10m程になるイイギリ科の落葉高木。雌雄異株で、山地のやや湿ったところに自生します。秋に直径約10mmの果実を房状につけます。果実は翌年まで残ることが多く、鳥たちの貴重な餌になります。
よく見られる場所:1号路・3号路・4号路
見ごろ:10月上旬〜12月下旬
アカガシ

高さ20mほどになるブナ科の常緑高木。高尾山でみることができるドングリのなる常緑樹は5種類。アカガシは葉の回りにきょ歯がなく葉柄は2〜4cmと比較的長いなどの特徴があります。
よく見られる場所:1号路、3号路
見ごろ:10月上旬〜11月下旬
photo/新井二郎

