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秋に色づく木の実
色とりどりの木の実が熟す秋の高尾山。
その果実には鳥たちがついばみに訪れるものも多く種をあちらこちらに運びます。
植物の名前がわかれば、山歩きはもっと楽しくなります。
さあ、高尾山でいろいろな木の実を見つけてください。
Photo/J.Arai

マユミ

丘陵から山地の林縁にみられる落葉小高木。ふつう高さ3〜5mだが、大きいものは10mにもなる。直径1cmほどの倒三角形で4個の稜があり、10〜11月に淡紅色に熟す。熟すと4つに割れ、橙赤色の果肉(仮種皮)におおわれた種子が現れる。枝がよくしなうのでこの木でよく弓をつくったところからこの名がついた。
よく見られる場所:1号路、景信山、稲荷山
見ごろ:11月上旬〜12月中旬
ガマズミ

丘陵から山地に見られる落葉低木。高さは5mほどになる。全体的な形は円すい形を逆さにした形。臭いが強く、この臭いで虫を引き寄せるという。酸味が強い核果。長さは6〜8mmの広卵形。9〜11月に赤く熟す。熟した実はヒヨドリなどの野鳥がよくついばむ。
よく見られる場所:1号路、4号路、稲荷山
見ごろ:11月上旬〜12月上旬
サネカズラ

山野の林縁にみられる、常緑つる性木本。新枝は赤褐色を帯び、皮をはぐと粘る。赤く丸い果実が集まって直径2〜3cmの集合果をつくる。11月に赤く熟す。別名のビナンカズラ(美男葛)は樹皮からとった粘液に水を混ぜ、びんづけ油の代わりに整髪に使ったところから。
よく見られる場所:11月中旬〜12月下旬
見ごろ:1号路、日影沢
ムラサキシキブ

山野の林内や林縁にみられる落葉低木。高さは3mほどになる。紫色の実を源氏物語の作者である紫式部にたとえて名付けられたという説もある。別名ミムラサキ(実紫)、コメゴメ。果実が白色に熟す物をシロシキブという。
よく見られる場所:1号路、4号路、稲荷山
見ごろ:10月上旬〜11月下旬
クサギ

日当たりのよい山野の林縁にみられる落葉小高木。高さ4〜8m。水分を多く含む核果。直径6〜7mmの球形。10〜11月に熟すと光沢のある藍色になる。深紅の星形のガクと藍色の実が美しいコントラストになっている。枝や葉をちぎったりもみこんだりするとくさい臭いがあることにより、この名がついた。熟した果実は、浅青色(はなだ色)の染色として用いられ、若葉は山菜、根は薬用にする。
よく見られる場所:1号路、3号路、6号路
見ごろ:10月下旬〜11月下旬

