とことこ高尾山 ホーム > 高尾山の四季 > 四季 > 春
沢沿いで「小さな春」を見つけよう。
さらさらと流れる高尾の沢の水がぬるむと、春を待ちわびたように水辺の植物がかわいい花を咲かせます。
さあ、ひと足早い春を沢沿いで見つけてください。
Photo/J.Arai

ハナネコノメ

高さ5〜10cmほどで、水辺の岩場や沢沿いの湿った林縁などに群生し、春早く小さなかわいい花を咲かせます。花弁のような4個の白いガクと鮮やかな赤い雄しべの葯(やく)が対照的です。
よく見られる場所:1号路、小仏川、蛇滝下流
見ごろ:3月中旬〜4月上旬
ヨゴレネコノメ

花のまわりの苞葉の黄色と葉のこげ茶色のコントラストが目立ちます。「汚れ」の名前がついていますが、その渋さが人気です。猫の目の名は、割れた果実と中の種子の様子からつきました。
よく見られる場所:1号路、6号路、小仏川
見ごろ:3月中旬〜4月中旬
コチャルメルソウ

コチャルメルソウ写真 高さは10〜20cmほど。花は雪の結晶を五角形にしたような形で、魚の骨のようなものが花びらです。葉も5つに浅く裂けます。名前は果実の形がチャルメラの形に似ていることからです。
よく見られる場所:小仏川、日影沢
見ごろ:3月中旬〜4月下旬
ニリンソウ

高尾山ろくの沢は早春、この花で美しく彩られます。花びらのように見えるのはガク片です。2輪の花をつけることからのネーミングですが、1輪のことも3輪のこともあります。
よく見られる場所:1号路、6号路、小仏川、日影沢
見ごろ:3月下旬〜4月下旬
アズマイチゲ

高さは10〜15cm。漢字で書くと東一華。関東地方に多く、花をひとつ付けるところからのネーミングです。花は直径3cmほどで、陽を浴びると開きます。
よく見られる場所:小仏川、日影沢
見ごろ:3月下旬〜4月中旬
ユリワサビ

沢ぞいの湿り気の多いところに生えます。花はアブラナ科の特徴である4弁の十字花で、色は白色です。根茎などにワサビに似た香りがあるといい、姿もワサビを小さくしたようです。
よく見られる場所:1号路、6号路、小仏川、日影沢
見ごろ:3月中旬〜4月中旬
マルバコンロンソウ

この植物もアブラナ科で、白い十字花をつけます。コンロンの名はその花の白さを中国の崑崙山の雪にたとえたものです。山ろくの道ばたや林内などに生えます。
よく見られる場所:小仏川、日影沢
見ごろ:4月上旬〜5月中旬
ヒロハコンロンソウ

春の渓流に咲く植物の中では大きく、よく目立ちます。この植物もアブラナ科です。茎や葉はやわらかく、ほとんど無毛ですが葉の表面にだけわずかに毛があります。
よく見られる場所:小仏川、日影沢
見ごろ:4月中旬〜5月下旬
トウゴクサバノオ

花は淡いクリーム色で花弁に見えるのはガク片でその内側に見えるのが花弁です。2個の果実が左右に開いて、魚のサバの尾のように見えるところからの命名です。
よく見られる場所:日影沢、南高尾
見ごろ:4月上旬〜5月上旬
ダンコウバイ

高さは2〜6m程。高尾山で早く春を告げる花のひとつで、葉が開く前に香りの良い黄色い花をつけます。葉は大型で先が山型に浅く3裂し、秋に美しく黄葉します。
よく見られる場所:1号路、5号路、稲荷山
見ごろ:3月下旬〜4月中旬
アブラチャン

湿り気のあるところに生え、よく幹が叢生します。春早く葉が開く前に淡い黄色い小さな花をかたまってつけます。ゆかいな名は、種子や樹皮から油をとったことによります。
よく見られる場所:1号路、5号路、6号路
見ごろ:3月下旬〜4月中旬
キブシ

高さ3〜5mになり雌雄異株。葉が出る前に黄色いつぼ型の花を房状に垂らします。ダンコウバイ、アブラチャンと早春に咲く木の花は、なぜか黄色いものが多く見られます。
よく見られる場所:1号路、4号路
見ごろ:3月下旬〜4月中旬
フサザクラ

高さ15m程になるフサザクラ科の落葉高木。沢筋でよく目にし、雌雄同株で葉が出る前に房状の花をつけます。花には花弁がなく、赤くて長い雄しべがよく目立ちます。
よく見られる場所:4号路、蛇滝下流
見ごろ:3月下旬〜4月上旬

