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高尾山の四季 四季-春

高尾山で、多摩森林科学園で、桜を愛でる

春といえば桜。桜といえば公園などによく植えられているソメイヨシノを思い浮かべる方が多いのでは。でもヤマザクラをはじめとする野生種や、ソメイヨシノ以外にもたくさんの園芸品種があります。今回は、高尾山で見ることのできる野生種や高尾駅から徒歩10分の距離にあり、8ヘクタールの広さに250種類 1,700本の桜を植栽している多摩森林科学園で見られる、特徴のある桜をご紹介します。
※見ごろは、気候などの条件により変わる場合があります。

 

Photo/S.Nagasawa


ヤマザクラ(山桜)

ヤマザクラ(山桜)

日本の野生のサクラの代表種。葉を開くと同時に淡紅白色の花を開き、花はソメイヨシノより遅めです。新芽の色は、赤、茶、黄、緑と変異に富んでいます。古くはサクラと言えばこのヤマザクラのことでした。

よく見られる場所:4号路、稲荷山、高尾山頂〜陣馬山
見ごろ:4月上旬〜4月下旬


エドヒガン(江戸彼岸)

エドヒガン(江戸彼岸)

東京に多く植えられ、お彼岸の頃に咲くことからの命名です。花色は純白からピンクの濃いものまであります。萼(がく)筒がぷっくりふくらむのが特徴で、樹齢が長く、大木・銘木が多数あります。

よく見られる場所:景信山〜陣馬山
見ごろ:3月下旬〜4月中旬


チョウジザクラ(丁字桜)

チョウジザクラ(丁字桜)

花の色は白または淡紅色。花径1.5cmほどのかわいいサクラです。萼筒が花と比べて太くて長く、花を横から見ると丁の字に見えるところからのネーミングです。太平洋側に分布しています。

よく見られる場所:景信山〜陣馬山
見ごろ:4月上旬〜4月下旬


カスミザクラ(霞桜)

カスミザクラ(霞桜)

花は白色の小輪で、花が咲いた時の様子を霞にたとえての命名です。ヤマザクラに似て、花柄や葉柄に毛が多いところから、ケヤマザクラなどとも呼ばれています。ヤマザクラより高所に自生します。

よく見られる場所:稲荷山
見ごろ:4月下旬頃


ウワミズザクラ(上溝桜)

ウワミズザクラ(上溝桜)

日当たりのよい沢などに生える、野生のサクラです。白い小さな花がたくさん集まって穂のように咲き、まるでコップを洗うブラシのようです。ヤマザクラや一般の観賞用のサクラとは分類が異なります。

よく見られる場所:1号路、4号路、稲荷山
見ごろ:4月中旬〜5月上旬


ジュウガツザクラ(十月桜)

ジュウガツザクラ(十月桜)

初冬と春の2回咲く、2度咲きのサクラです。花は白色の小輪で、初冬の花は数が少なく春の花と比べて小型です。高尾山では、ケーブル清滝駅前の広場に植えられています。また、多摩森林科学園でも見られます。

よく見られる場所:清滝駅前広場
見ごろ:4月上旬、10月下旬


ギョイコウ(御衣黄)

ギョイコウ(御衣黄)

黄緑色の花を咲かせます。盛りを過ぎると中央に紅色の線が現れますので赴きが異なります。葉にある気孔が花弁の裏にあるところから、花弁は葉から変化したことがわかります。

 


ケンロクエンキクザクラ(兼六園菊桜)

ケンロクエンキクザクラ(兼六園菊桜)

花弁が250〜380枚もあり、花弁数が最も多いサクラと言われ、花は丸い球状です。蕾は深紅で、開くと淡紅色になります。原木は、金沢の兼六園にあった名木です。

 


カンザン(関山)

カンザン(関山)

花は濃い紅色の八重咲き。あでやかで育てやすいこともあり、よく植えられています。また、お見合いや婚礼などの席で飲む桜湯に使われる塩漬けの花の多くはこのカンザンです。


アマノガワ(天の川)

アマノガワ(天の川)

枝がまっすぐ上に向かって伸び、花もすべて上を向いて咲くため、樹形は細いほうき状になります。花は淡紅色の大輪八重咲きで芳香があります。海外にもよく知られた品種です。

 


イチハラトラノオ(市原虎の尾)

イチハラトラノオ(市原虎の尾)

大きく枝を横に広げた樹形で、横に伸びた枝の上側に花の柄が短い八重咲きの白い花を密に咲かせます。その様子が虎の尾に見えるところからの命名です。市原の名は、京都の地名です。

 


ナラノヤエザクラ(奈良の八重桜)

アブラチャン

淡紅色の八重咲きでカスミザクラが重弁になったものと言われています。奈良の知足院にあるこの桜は国の天然記念物に指定されています。春咲きの中で最後に咲く桜です。

 


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