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とても神秘的!!渡りをする蝶『アサギマダラ』とキジョラン
アサギマダラという名の蝶をご存知ですか?その名は知らなくても、渡りをする蝶と言えば、あの蝶と思われる方もいるかも知れません。

アサギマダラの「アサギ」は「浅葱色」のこと

アサギマダラは、アゲハチョウほどの大きさのタテハチョウ科の蝶です。濃茶色地に白っぽい斑紋があり、その斑紋は見る角度や光の具合によって淡い水色に見えます。アサギマダラのアサギは、青緑色の古称で、この部分の色に由来しているといいます。その飛び方は、とても優雅。ほとんど翅(はね)を開いたまま流れるように、飛びます。高尾山では5月から10月頃まで見られます。
おもしろい葉の食べ方をするアサギマダラの幼虫

アサギマダラの幼虫が食べるキジョランの葉には毒があるといわれています。そこで、卵からかえって間もない幼虫はおもしろい葉の食べ方をします。まず、葉に丸く傷をつけて、キジョランから出る毒のある乳状の液を止めて、その中側を食べるのです。キジョランの葉でよく見かける、丸い穴は、アサギマダラの幼虫が食べた痕です。何度か脱皮したアサギマダラの幼虫は、白・黒・黄色のとても派手な色をしています。これは、毒をもっていることを敵に知らせているとの説がありますが、実際のところはどうなのでしょう。
翡翠色に輝くアサギマダラのサナギ

アサギマダラのサナギは、ダルマをさかさにしたような形をしています。そして、その色は翡翠のようなきれいな緑色。さらに、黒い小さな点と金色に輝く部分があり、とても神秘的です。サナギになって20日ほどで羽化します。
いろいろな花の蜜を吸うアサギマダラ

アサギマダラは、初夏から秋に咲くさまざまな花を訪れます。例えば、マルバウツギ、サラシナショウマ、アザミの仲間などでも花の蜜を吸う姿を目にします。
冬に飛ぶ、毛のついた種子の美しさは格別

キジョランは、ランという名がついていますが、ガガイモ科のつる性植物。高尾山では、あちらこちらで見られます。秋に花が咲き、翌年の秋遅く15cmほどの楕円形の果実が熟します。そして、12月頃果実が割れ、中から絹のような美しい光沢をもった毛のついた種子が現れます。キジョランの名は、その果実から飛び出した毛を鬼女が髪をふり乱した姿にたとえたものです。その種子は風に乗ってふわふわと飛びます。
オオムラサキ(タテハチョウ科)

オオムラサキは大型の美しい蝶で、飛ぶ力に優れています。幼虫はエノキの葉を食べます。日本の国蝶で、切手にもなりました。6〜8月に発生し、クヌギやコナラなどの樹液を吸いにやってきます。
スミナガシ(タテハチョウ科)

中型の蝶で5〜8月に発生します。翅の表面は青緑色、裏面は黒緑色で白色の斑点があります。その模様を水に墨を流して紙に移す「墨流し」にたとえての命名です。幼虫はアワブキの葉を食べます。
アオバセセリ(セセリチョウ科)

セセリチョウの仲間では大型種で5〜8月に発生します。翅の色は緑青色で、その青い翅が名前の由来になっています。また後翅にあるオレンジ色が目立ちます。幼虫はアワブキの葉を食べます。
ベニシジミ(シジミチョウ科)

小さな蝶で、5〜8月に発生します。前翅には表裏ともに赤地黒褐色の点があり、後翅は表面が黒褐色で、裏面は灰色です。幼虫は、スイバ、ギシギシなどのタデ科の植物を食べます。
ルリシジミ(シジミチョウ科)

小さな蝶で、出現期は3月〜11月と長期にわたります。翅の表面は水色〜明るい青紫色です。幼虫は、マメ科、ミズキ科、バラ科などさまざまな植物の花やつぼみを食べます。

