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冬の高尾で目だつ植物たち
多くの木々が葉を落とした冬の高尾は、1年で一番静かな季節。
そんな冬の高尾だからこそ目につく植物があります。
さあ、寒〜いなんて言ってないで、冬ならではの魅力いっぱいの高尾山を訪ねてください。
Photo/J.Arai

赤い実が、林内でよく目立つ
アオキ(ミズキ科アオキ属)

高さ2〜3mのミズキ科の常緑低木。雌雄異株で、3〜5月に紫褐色の小さな花を多数つけます。果実は12〜5月に赤く熟し、また、高尾山では、白い実をつけるシロミノアオキが発見されています。
よく見られる場所:全山
見ごろ:3月中旬頃まで
緑の葉に赤い実が鮮やかな
ミヤマシキ(ミカン科ミヤマシキミ属)

高さ0.5〜1.5m。ミカン科の常緑低木で雌雄異株で葉は互生。4〜5月に香りのある白い小さな花をたくさんつけます。果実は、直径5〜8mmで12〜2月に赤く熟します。
よく見られる場所:1号路・4号路・稲荷山
見ごろ:3月中旬頃まで
遅くまで枯れ葉が枝に残る
ヤマコウバシ(クスノキ科クロモジ属)

クスノキ科の落葉小高木で高さ2〜7m。雌雄異株ですが、雌株しかなく、雄株なしで結実する不思議な植物です。枝を折ると、良い香りがするところから名前がつけられました。
よく見られる場所:1号路・4号路・稲荷山
見ごろ:3月中旬頃まで
大木に緑の葉のかたまりが目立つ
ヤドリギ(ヤドリギ科ヤドリギ属)

ブナ、ケヤキ、エノキなどの大木に着生し、養分をもらって生きる、ヤドリギ科の植物。こんもりと丸い姿をしています。寄生された植物が葉を落とした冬は緑色の葉のかたまりが、よく目立ちます。
よく見られる場所:1号路・2号路
見ごろ:3月中旬頃まで
早くも花をつけた株を目にする
タチツボスミレ(スミレ科スミレ属)

高尾山で最もポピュラーなスミレです。花は淡い紫色です。葉はハート形で、先がややとがります。一般には3月の中旬頃から花を咲かせますが、冬でも日だまりなどで花をつけた株を見かけます。
よく見られる場所:全山
花の少ない冬に鮮やかな赤い花をつける
ヤブツバキ(ツバキ科ツバキ属)

高さ5〜6mになるツバキ科の常緑高木。ツバキは、虫たちが少ない冬に鳥たちによって受粉される鳥媒花として知られています。メジロやヒヨドリなどがその花の蜜を吸いにやってきます。
よく見られる場所:1号路・2号路・3号路
見ごろ:3月中旬頃まで
落ち葉の下で花を咲かせる
カンアオイ(クスノキ科クロモジ属)

関東山地に多いことからカントウカンアオイとも呼ばれます。山地の林内に生えるウマノスズクサ科の常緑の多年草です。10〜3月頃に直径2cm程の暗紫色の花を地ぎわにつけます。
よく見られる場所:1号路・4号路・稲荷山
見ごろ:3月中旬頃まで
枯れた茎に咲く、神秘的な氷の華
シモバシラ(シソ科シモバシラ属)

シモバシラといっても地面にできる霜柱ではなくシソ科の植物。冬になって枯れると、地中から吸い上げられた水分が凍って、茎に氷の花を咲かせます。見られるのは、冷え込んだ早朝です。
よく見られる場所:5号路・高尾山頂〜陣馬山
見ごろ:12月中旬〜1月下旬

